Amakioto/ 12月 31, 2018/ 日々の暮らし/ 0 comments

今年も残すところ数時間…。

昨年は移住したてというのと、とにかく一年が目まぐるしく過ぎていったのでバタバタしていたのですが、今年を振り返ると、年末の過ごし方も含め今までの生活が本当にガラリと変わったんだなぁということを実感します。

畑づくり、餅つき、ランニング、Web制作など今までにない充足感というか、生活そのものが豊かになったことを様々な局面で感じることが出来た一年となりました。

自分にとって何が要らなかったのか、何は譲れないのか、少しずつ見えてきた今となっては、東京で過ごした日々についても客観視出来るようになりました。

田舎に移住するというのは、周りから様々なイメージを持たれるのですが、「田舎へ行ってしまったのね」と捉えられるか「田舎に行ったのね」では随分とその意味合い、もっと言うとそれを思う人のアートと東京に対する考え方が浮き彫りになるので面白いなと思います。

移住したての頃は、そういう周りの人の声や、声には出さないけどそういった事への含みのような表情について気になったこともありましたが、今となってはどーだって良くなりました。

この、「どーだって良くなった感」が今までになく私を落ち着かせ、地に足がどーんと着いてきた感じがして、この一年での大きな変化を嬉しく思います。多分、これは東京を離れて生活しない限り誰にも分からないことだし、分かって貰わなくても全然大丈夫と思えるようになりました。

朝7時に起きて、出勤までの道のりを歩くと山の景色、川の音、鳥の声に出会う。毎朝、気持ちいいなーと思うことが日常になるなんて思いもしなかったし、そー言えばこういう日常が手に入れたかったから移住したんだった!と思い出しました。

こちらに来てから、関わるアーティストも限定されてきたのも私にとっては凄く良いことでした。もうこれは、東京で舞台活動をしなくなると必然的なことなのですが、逆に一人一人のアーティストとの対話が深まることが大きな学びとなることを改めて知ることが出来ました。

プロジェクトごとに舞台を共にすることで得る関係性もありますが、振付家(または演出家)とダンサーという関係性以外で一人のアーティストの考えに継続的に触れるというのは今まで中々出来なかったことなので、やはり面白いです。

特に、Allegory創作シリーズで一緒の鯨井君や千絵さん、神河町のプロジェクトでもお世話になってるやぶちゃん、加東市のバレリーナ敬子さんとの関わりは、大きな影響を受けました。

更に、それらの活動を影で支えてくれる両親や先生、神河町の仲間たちや上司、楽やダンスサークルのメンバーが居たからひとまず一年を乗り切ることが出来ました。

そして、移住してから仕事の軸がなくなり、生活ペースも変化してしまい苦労をかけた旦那さん…私とはまるで正反対の考え方や信念で生きているので、そりゃあもうぶつかりました。ぶつかれる相手もこの人しか居ないし、格好つけてる場合じゃないしで、改めて夫婦という関係を育てている感じです。

こちらでは先輩夫婦の山口夫妻や柳楽夫妻と仲良くさせて貰ってますが、彼らから学ぶことも多いです。

全く違う道を生きてきた二人がタッグを組んで、夫婦というチームで生きていく…。私たちはまだ結婚二年を迎えたところですが、少しずつ夫婦としての役割分担が見え始め、これもまた今までにない感覚なので面白いです。対立するよりも、補い合ってそれぞれの力を発揮させて何かを作り上げる。こちらも来年は大きなひと仕事が控えているので、楽しみにしていてください。

来年は、舞台に立つ機会も増えそうですし、韓国も行きたいし、神河町にゲストも呼びたいし、自分たちのスペースも作りたいしで大忙しになりそうです。健康第一…頑張ります。

とりあえず年が明けて少ししたら、タイ旅行に行ってきます。(ほぼバカンスです!)向こうで会えるアーティストも居るので、楽しみ!

来年も、どうぞ宜しくお願い致します。

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