2016年5月―私は初めて神河町を訪れ、水と空気の美味しさ、自然の美しさに触れました。きっかけは、縁あって「神河町をテーマにした高齢者向けの体操」を創ったこと。10月に再訪し、町の人たちと一緒に創った体操を踊りました。踊った後は地域の人とウォーキングをしながら景色を眺め、ゆっくりと流れる時間が心地良かったのを覚えています。それから一年後、神河町に移住を決めました。

神河町ホームページ

神河町は、兵庫県のほぼ中央に位置する自然の恵み豊かな山間部、人口約11000人ほどの小さなまちです。平成17年11月7日に神崎町と大河内町が合併して誕生しました。姫路からローカル電車の播但線に揺られ50分。美しい山々や田園風景、水車などのどかな景色が広がります。北は朝来市、南は市川町と姫路市に隣接し、播磨と但馬を結ぶ、歴史ある地域として発展してきました。「ホタル」や「あまご」といった清流ならではの生き物が生息し、水がとても美味しいのも特徴です。

ハートの町KAMIKAWA

日本で今問題となっている少子高齢化は、ここ神河町でも年々進んでいます。とは言え、私がこの町に移り住み一番ビックリしたのは高齢者と呼ばれている人たちの生き生きとした姿です。町をより良くしようと動いている中心人物たちの殆どは65歳を超えています。私がこの町で初めに仲良くなり、色々と情報を教えてくれたのも実は73歳、75歳での二人の優しいおじちゃん友達でした・・・。とにかく皆さんパワフル!そして、町を歩いていると学校帰りの子供達や高校生が元気にあいさつをしてくれる。暮らしているだけで元気を分けて貰える素敵な町。

現在、私は健康福祉課の地域包括グループに所属しながら地域おこし協力隊としてアートやダンス通しての健康づくりの提案やイベント企画を行っています。地域に入りじっくりと仕事をするのも、高齢者を対象とした仕事に就くのも初めてのことですが、今までにない経験を目一杯させて頂き毎日が発見です。