Amakioto/ 10月 24, 2020/ ワークショップ, 地域のしごと, 舞台/アート/ 0 comments

アートのじかん

地域おこし協力隊としての最後の事業として、いつも夫婦でお世話になっている「からだ遊び教室」の番外編として、アーティストのやぶくみこさんを招いて「アートのじかん」というイベントを開催しました。

今年予定していた事業は全て、コロナの影響で中止になってしまい・・・ゲストを招いての、新規で募集をかけるようなイベントやワークショップをおこなうことは諦めていました。

しかし9月に入って、あと1ヶ月で協力隊も終わり・・・という時期に差し掛かった頃、大きな企画は出来なくとも、アートに触れる時間を作り出せないだろうか?と思い、幼稚園の日和先生に相談を持ち掛けました。引き続き、コロナ禍であることは変わらないので、かなりダメ元でしたが・・

というのも、9月に豊岡演劇祭フリンジ「猫町ウォーキング」に出演した時、たまたま路地で遭遇した町の子供達が、猫に扮した私についてきて、パフォーマンスを鑑賞し、なんと投げ銭までしてくれたんですね。「今年はお祭りもイベント事も殆どなくなって、楽しみが減ってしまって」というお話をお母さんたちから伺った時、神河町でも何か出来たら良いのに・・と思ったのがきっかけでした。

ありがたいことに、教育委員会からも「十分にコロナ対策をしてくれるのであれば」ということで、検温、換気、マスク、消毒をしての開催が叶いました。

当日は、やぶさんと旦那さんと、始まり方だけを決めて、30分即興でパフォーマンスとワークショップを行いました。というのも、子供たちのその日のテンション、観たものから発せられる言葉などによって「場」が出来てくることを私たちは身をもって知っているからです。

「これを絶対やろう」と練習したものを見て貰うのもとても大事なことですが、「見る・聞く・動く」を流動的にやろうとする時、逆に決めてしまうと身動きが取れなくなるんですね。

逆に、子供たちの反応から世界を創っていくことが出来る、貴重な体験になりました。

これは、もちろん3人のアーティストのチームワークもあるのですが、場を提供してくれる幼稚園、先生方、子供達との信頼関係がないと成立しません。そういう意味で、この3年間の集大成が表れたのではないかと思います。

黒猫が登場し、愉快な打楽器音と子どもたちの反応でダンサーの身体の動き・キャラクターが決まってくる。白猫に反応した黒猫の動きから、ガムランの怪しげな音楽が引きだされ、子供たちの集中をつくっていく。黒猫の上に乗っかる白猫を見て「おお~」と歓声が上がり、魚を加える動きや軽快にステップを踏む動きを間近で体験する。

そこから子供達と一緒にうごく「からだ遊び・音遊び」の時間が始まっていく・・・「猫」を媒介に世界に入ってきた子供達は、いつもより集中して様々な動きに挑戦していました。

今まで触れたことのないやぶさんの楽器の音に耳を澄ませ、ドキドキわくわくする。じーっと楽器を見つめながら、繊細な響きにも集中して聞き入っていました。

次はどうなるのか・・・?

「誰も予想がつかない」私自身も初めての体験をさせてもらうことが叶いました!

例え小さな企画でも、子供たちの真剣な眼差しと笑顔、自発的な発想に触れることが出来て、ああ、自分はこういう風に身近な誰かの、顔を知っている人たちの為に出来ることを、これからも探していきたいなと強く思いました。

子供のころの体験ていうのは、案外覚えてるものだなあと自分でもよく思うので、いつか大人になった時に、「子供の時、猫とダンスしたな~」と思い出してくれたら嬉しいな。

この企画に携わって下さった全ての皆さま、ありがとうございました!!

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