amakioto/ 9月 12, 2019/ 舞台/アート/ 0 comments

東京デスロック「Anti Human Education」8回公演、無事に終了しました。

写真は今回の出演メンバーとゲストしぜんの国保育園園長の斎藤先生、自由学園JIYUアフタースクールリーダー渡邉さんと。(決めたわけではないのに、何故か配置が同じなのがウケる・・・)ゲストの先生は毎日日替わりという豪華さでした。

私は公演初日の6日前から稽古に合流し、頭の中パンクしながら何とか話を組み立てて出演・・・いや、まじで甘かった、と思いました。普段、どちらかというと踊るか、体操やダンスを教えること、創作することを生業にしているので、基本的に「言葉」だけで何かを組み立てて人に伝えるのが苦手。

今回、私が現在行っている神河町地域おこし協力隊での高齢者事業について、その日初めて出会う観客に伝えるっていうのがまあ、至難の業でしたよ。だって観客は、体操しに来た訳でもなけりゃ、身体や老化について興味がある人ばかりではないから。そして時間制限もあるし、脱線し過ぎると収集つかない。かと言って、台詞を決めすぎると全然伝わらなくて、改めて俳優って凄い職業だなと思いました。嘘をついた瞬間に自分で自分に引くとか、これじゃただ口動かしてるだけだなとか、こういうのを舞台上で発見するのは怖かった。でも鍛えられたな。

日々、本番中もネタを整理して、主宰の多田さんやメンバーの皆から意見を貰って、何とか8回を乗りきった・・・ぶっちゃけ、この期間、緊張しすぎて一日1食しか食べられなかったです。

人に伝える、人に観られる、より人を巻き込むために常に頭の中と心を動かす。こういうことを、今まで何の疑いもなくやってきた訳だけど、兵庫に移住して久々に横浜の舞台に立って、こりゃ、特殊な職業だわ!と思い知ったね。身を削ってますよ。だからこそ、もっと身体を整えようと強く思う。

そして今回は「教育」が主なテーマだったのと、舞台の構造もかなりシンプルだったのもあって、観客の受け取り方や反応が普段とは違うのが面白かった。

特に日本人は照れ屋?だからなのか分からないが、客出しする時、先ほどまで行っていた舞台について一切語られないことがある。「元気そうだね」「痩せた?」「今どこにすんでるんだっけ?」「次は何に出るの?」と、こんな会話にしかならないのが私ははなはだ疑問だったのだが、今回は全然違った!(まあ、こーゆー人も居たけどね!そーゆー人は、特に仲良くないのでスルーしましたわ。あと、「わざわざこの為に兵庫から来たの?」って言ってきた制作的ポジションに居る某女性にはガッカリ。いや、来るでしょ。何を言ってんの?二度とあんたとは関わりたくない。)

というか、私も東京を離れたので、マジで会いたい人とか話したい人に今回個別にメールを送ったり、逆にテーマ自体に興味を持って自ら来てくれる友人も居た。昔、共演した子やワークショップで出会った子が受付の手伝いに来てくれていたり、兵庫で出会った友人がたまたま東京に居るからってわざわざ足を運んでくれたりもした。

話題は、今回の舞台の話を皮切りに、それぞれが抱えている悩みや子供時代のこと、家庭の事情、身体の変化、自分の子どもの教育環境、親の余命について、移住への興味等、驚くほど突っ込んだ内容の会話に発展した。

私も初めてこの作品を観たとき(自分以外のシーン)、自分のこと、親のこと、受けてきた教育や先生が言った事、いじめたりいじめられたりした時期のこと、最近のニュースで心が痛んだこと、色々と思い出して胸が締め付けられる思いをした。

そういう風に、様々な角度から自身の過去や現在の心のうちに触れ、未来に思いを馳せながら会話を交わすことが出来たのが本当に嬉しかったです。恐らく、年齢的にも30代後半から40代の友人が多いから尚更なのかも知れない。

でも単純に、普段会えない人に会えるって嬉しい。

そして、今回のテーマは半永久的に関わってくるテーマだとも実感しました。

メンバーの松崎君が、先生方に「教育はいくつになってもやり直せるか?」とい質問をしたらしく、殆どの先生は「難しい」という答えを出したという。

私は最初、学校を出てからも、あらゆる組織に属しながら人と関わることで、再教育の機会に恵まれることもあるから、やり直せると思っていた。

だけど、「無意識」の部分に植え付けられた概念を外すことはほぼ難しい、と今更思う。

「無意識」を一旦「意識化して取り外す」ことしか、実際は出来ないのかもしれない。

しかしそれも自分だしな、と受け入れながら生きていくうちに拘りが薄れ、ラクになることは起こるのかもしれない。

こういうことも踏まえて、じゃあ自分の周りの環境を整えたり、周りの子ども達に何を伝えたらいいのかなってことをこれから考えていきたいです。

あ、あとお知らせ!東京デスロック主宰の多田淳之介が芸術監督先を公募中!!

文化芸術で救われる心が沢山ある!!本当に私はそう思う。

 

 

 

 

 

 

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